家計簿をつけようと決めたのに、気づけば財布や引き出しにレシートがたまっている。カードの明細を見ても、何に使ったお金なのかすぐには思い出せない。家計簿は「記録すること」より「整理すること」で手が止まってしまうことが多いものです。
そんな整理の手間を手伝ってもらう方法の一つが、ChatGPTのような対話型のAIです。この記事では、たまった支出のメモをAIに費目ごとに分けてもらい、1か月の集計と見直しの候補まで出してもらう手順を、そのまま使える指示文の例つきで紹介します。入力するときに気をつけたい点もまとめました。

AIで家計簿の整理が楽になる理由|最初に全体像

家計簿の整理で時間がかかるのは、一つひとつの支出を「食費」「日用品」などに振り分ける作業と、それを足し合わせる作業です。AIに支出の一覧を渡すと、決めた費目に沿って分けて、費目ごとの合計まで出してもらえます。 分け方が気になるところは、言葉で伝えれば何度でも直してもらえます。

  • レシートがたまりがちな人:1週間分や1か月分をまとめて渡せば、一度に整理できる
  • 費目の分け方で迷う人:「この支出はどの費目か」を毎回自分で考えなくてすむ
  • 家計簿アプリが続かなかった人:メモ帳に書いた支出をそのまま渡すだけで始められる
  • 見直しのきっかけがほしい人:集計を見ながら「減らせそうな支出」の候補を挙げてもらえる
  • 家族と家計を共有したい人:整理した表を、そのまま家族に見せやすい形にしてもらえる

AIで家計簿を整理するやり方|ステップで解説

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ステップ1:支出をメモに書き出す

最初に、整理したい期間の支出を、スマートフォンのメモなどに書き出します。形はそろっていなくてもかまいません。「日付・お店の種類・金額」が分かれば十分です。

10/1 スーパー 2,860円
10/2 ドラッグストア 1,240円(洗剤、ティッシュ)
10/3 コンビニ 480円
10/5 ネット通販 3,500円(子どもの上ばき)
10/6 外食 2,100円

カードの明細を使う場合も、カード番号や名義が写らないように、日付・利用先・金額の部分だけを書き写します。お店の名前が気になる場合は「スーパー」「薬局」のように種類に置き換えても伝わります。

ステップ2:費目のルールを決めて分けてもらう

次に、費目の分け方をAIに伝えます。費目はあらかじめ自分で決めておくと、毎月同じ形で比べられるようになります。

次の支出メモを、家計簿の費目ごとに分けてください。

費目は次の7つにしてください。
・食費(スーパー、コンビニの食品)
・外食
・日用品(洗剤、ティッシュなど)
・子ども(学用品、衣類、習いごと)
・交通
・趣味・娯楽
・その他

出してほしいもの:
・日付、内容、金額、費目の表
・費目ごとの合計
・どの費目か判断に迷った支出は、表とは別に一覧にしてください

(ここに支出メモを貼り付けます)

「迷った支出は別に一覧にして」と頼んでおくのがポイントです。AIが決めつけて分けるのではなく、自分で判断したいものが分かるようになります。

ステップ3:直したいところを伝えて集計を仕上げる

出てきた表を見て、分け方を直したいところがあれば伝えます。直した内容は「これからのルール」として覚えてもらうと、次からの手間が減ります。

ありがとうございます。次の点を直してください。

・ドラッグストアの支出で、食品が入っているものは「食費」にしてください
・コンビニのコーヒーは「外食」にしてください
・直したあとの費目ごとの合計を、もう一度表にしてください
・今回直したルールを、次から使えるように箇条書きでまとめてください

最後にまとめてもらったルールは、ステップ2の指示文に書き足して保存しておきます。翌月は、その指示文に新しい支出メモを貼り付けるだけで整理を始められます。

ポイント

AIが出した合計は、電卓やスマートフォンの計算機で一度だけ確かめておくと安心です。足し算の結果がずれることもあるため、「費目ごとの合計」と「全体の合計」が合っているかを見るだけでも十分です。

具体例|1か月分を整理して見直しの候補を出す場合

1か月分の整理が終わったら、集計をもとに「見直せそうなところ」を一緒に考えてもらうこともできます。ここでは、ステップ3で仕上げた表がある状態から続けます。

今月の費目ごとの合計をもとに、家計の見直しを一緒に考えてください。

・家族構成:大人2人、小学生1人
・目標:来月は外食と日用品の支出を少し抑えたい
・お願いしたいこと:
  1. 支出が多かった費目と、その主な内訳
  2. 無理なく減らせそうな支出の候補を3つ
  3. 来月から続けやすい工夫を3つ(買い物の回数、まとめ買いなど)
・節約のために生活の質を大きく下げる案は外してください

出てきた候補は、そのまま全部やろうとせず、家族で「これならできそう」と思えるものを1つか2つ選びます。来月の整理のときに「先月はこの工夫をした」と伝えれば、前の月と比べた振り返りも手伝ってもらえます。
毎月同じ費目で整理しておくと、数か月分の表を並べて「どの費目が増えているか」を見るのも簡単になります。

つまずきやすい点と注意点

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注意

  • 個人情報は入力しない:名前、住所、勤務先、家族の名前など、個人が分かる情報は入力しないようにします。家族構成は「大人2人、小学生1人」のように、ぼかした書き方で十分伝わります
  • 口座やカードの情報は入れない:カード番号、口座番号、ネットバンキングのログイン情報やパスワードは、AIに入力しないようにします。明細は必要な部分だけを書き写して使います
  • 写真をそのまま貼らない:レシートや明細の写真には、カード番号の一部や会員番号、顔写真の入った書類などが写り込むことがあります。写真を使う場合も、写っている内容を確かめてからにします
  • 答えをうのみにしない:費目の分け方や合計に間違いが混ざることがあります。特に税金や保険、ローンなどお金の判断に関わることは、AIの答えだけで決めず、公式の案内や専門家に確かめます

注意

「この保険は解約したほうがよいか」「どこに預けると得か」といった判断は、AIに任せきりにしないようにします。見直しの候補を考えるきっかけとして使い、決める前に契約内容や公式の情報を自分で確かめます。

もっと楽にしたいときの道具・サービス

AIでの整理に慣れてきたら、次のような観点で道具やサービスを選ぶと、さらに手間を減らせます。

  • AIツールのプラン:ChatGPTなどの対話型AIには、無料で使える範囲と有料のプランがあります。使える機能や回数、入力したデータの扱いは変わることがあるため、公式サイトで確認してから選びます
  • 支出を書き留める道具:レシートを入れるケースや、支出を書き出す家計簿ノートを決めておくと、整理の前の「集める」作業が楽になります
  • 家計簿アプリとの使い分け:口座やカードと連携して自動で記録するアプリもあります。記録はアプリ、振り返りや見直しの相談はAI、と役割を分ける考え方もあります

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よくある質問

無料のAIでも家計簿の整理はできますか?

無料で使える範囲でも、支出メモを費目ごとに分けたり、合計を出したりすることはできます。ただし、使える回数や機能はプランによって違い、内容も変わることがあります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

毎月、費目の分け方が変わってしまいます。どうすればいいですか?

ステップ3でまとめてもらった「分け方のルール」を指示文に書き足し、毎月同じ指示文を使うのがおすすめです。費目の数も、最初は7つ前後に絞ると、分け方がぶれにくくなります。

夫婦それぞれの支出をまとめて整理できますか?

支出メモに「夫」「妻」ではなく「Aさん」「Bさん」などの印を付けて渡すと、人ごと・費目ごとの両方で集計してもらえます。名前を入れなくても、印だけで十分に分けられます。

集計が合わないときはどうすればいいですか?

「費目ごとの合計と全体の合計が合っているか、計算をやり直してください」と頼むと、見直してもらえます。それでも合わないときは、表計算ソフトに表を貼り付けて合計を出し、そちらの数字を使うと確実です。

まとめ

この記事のポイント

  • 家計簿の整理で時間がかかる「費目分け」と「集計」を、AIに手伝ってもらえる
  • 支出を日付・内容・金額だけメモに書き出し、費目のルールと一緒に渡す
  • 直したところをルールとして残しておくと、翌月からは貼り付けるだけで整理できる
  • 名前やカード番号、パスワード、顔写真は入力しない。合計やお金の判断は自分で確かめる

まずは今週の支出だけ、メモに書き出してステップ2の指示文に貼り付けてみてください。一度うまくいった指示文を保存しておけば、月末の整理がぐっと軽くなるはずです。